カンボジア・タイムズ

カンボジア×哲学

【カンボジア】選挙前の国内外の動向

カンボジア国内の動き

今月の29日からカンボジアの国政選挙が行われます。

今までさまざまな裏工作が行われ今や最大野党だった救国党も解体されてしまいました。

カンボジアの政治事情などは過去にも記述しています。救国党などの詳細はこちらから。)

 

tatsuyatanaka.hatenablog.com

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上記のことに加え、野党のフンシンペック党の党首であるラナリット氏が選挙を一か月前に控えた6月17日未明、謎の交通事故に巻き込まれ重傷を負いました。(一緒に乗っていた妻は死亡が確認されています。)

 

さらに人権NGOの人に話を聞いてみると、現在一部の農村地域では、四人以上で集まることも憚られているそうです。 (活動家たちが呼びかけている投票のボイコット運動などを防止するため)

 

カンボジア国外の動き

アメリカやEUカンボジアの選挙支援を撤回する中、日本はカンボジア国内における中国の力を牽制することを理由に継続支援を表明、各国から非難を受けています。

 

また 6月17日には銀座に日本在住のカンボジア人約1000人が集まり、選挙支援の撤回を求めるデモが行われました。

 

フンセン政権の概要

1993年に国民選挙を実施、ラナリット率いるフンシンペック党が第一党に。

フンシンペック党と人民党が共同統治。

1997年、ポルポト派を政府軍に入れることをラナリットが決定、これに激怒したフンセンがラナリット外遊中にクーデターを実施、それから現在までフンセン率いる人民党が第一党に。

 

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【カンボジアと医療】カンボジアでは、地獄の沙汰も金次第。

ある日、このような一連のツイートが流れてきました。

 

 カンボジアは医療費が非常に高額です。

適切な医療を受けようと思えば、設備が整っている私立病院に行く必要があります。

しかし、そこで診察を受けるためには一回100ドル以上(1万円以上)支払う必要があります。 平均月収200ドルの国で100ドルも払える人はそんなに多くはありません。

 

ましてや手術をしなければならないほどの大病にかかってしまったら…?

1000ドルくらいの出費は覚悟しなければなりません。

 

 

過去記事でも少し言及しています。

カンボジア人のお金に関する肌感覚を知りたい方はそちらもご覧ください。

 

tatsuyatanaka.hatenablog.com

 

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【プノンペン大学】そうだ!クメール語を勉強しよう!

 

クメール語の授業の特徴 in プノンペン大学

 カンボジアに住んでクメール語やってみようかな…と思った皆さんに朗報です。

僕が今通っているプノンペン大学の講義が素晴らしすぎる!

 

授業は英語で行われます。

しかし、先生が英語もクメール語もはっきり話してくれるので言語が苦手な方にもおすすめです。 

 

 応募方法

応募方法はかなーりわかりにくいのですが、プノンペン大学(IFL側)の【ビルディングE】の最上階に応募者名簿があります。

そこに自分の名前を書けば終了です。

 

それか、プノンペン大学のHPにある連絡先に連絡するという方法もあります。(ただしメールの返信が極端に遅かったり返信そのものが返ってこないことも多々あるのであまりおすすめしません…。)

 

レベル1ってどのくらい?

クメール語の授業は四段階に分かれているのですが、ほとんどの方はレベル1を選択するのではないでしょうか。

 

レベル1の授業では「クメール文字のルールを一通り終える段階(子音文字+足文字+母音記号だけでなく独立体母音字やサンユークサンニャーといった特殊文字・記号も含む)+平易な文法」までが範囲です。

 

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上の写真はレベル1の授業を0から(授業は「チョムリアップスオ(はじめまして/こんにちは)」から始める)受け始めて2か月経った段階でやった授業の一部です。

 

もし上の文章が大方わかるようならいきなりレベル2を受けてもいいかもしれません。 

 

綺麗なクメール語書けるとなんかいいよね。 

 

次のタームは7月のはじめからです。

ト・リエン・ピアサー・クマエ・チアムオイ・クニョム!(私と一緒にクメール語を勉強しましょう!)

 

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【おすすめ学生団体紹介あり】学生団体ができる最高の国際協力を考えてみた。

 

批判が殺到する「学生による国際協力」

 

「学生の国際協力」に対する批判って山のようにあるんです。

僕も過去に記事を書いていたりもしました。

 

tatsuyatanaka.hatenablog.com

 

tatsuyatanaka.hatenablog.com

 

 

一般的な学生団体は

・駐在ができない

・普段の活動時間も多くて週二日

・前提となる知識がない

・ノウハウも資金も人脈もない

 

などなど、非常に限られた条件下で活動しているので、どうしても活動に制約が出てきてしまう。

 

その中でできる「最高の国際協力」を僕なりに考えてみます。

 

その1:資金援助に注力

自分たちは現地では何もしない。

現状を見るために渡航はするけど、直接支援はプロに委ねる。

自分たちは、お金集めをするための仕組みを考え、それで生まれた資金を信頼する援助機関に送る。

 

これでうまくいっているのがSTUDY FOR TWOです。

 

大学生からいらなくなった教科書を回収し、それが必要な学生に安く再販売し、その利益を援助機関に寄付しています。

この団体は全国の大学に支部があって、2017年9月の段階で全国で48もの支部があります。 

 

その2:リサーチに特化する

これは啓発活動をメインにしていきます。

自分たちもまだ何もしらない。だから、まずは自分たちで徹底的に調査する。

現地でも調査する。その結果を報告会で伝える。

この手法を取っているのがアジア開発学生会議(ADYF)です。

 

この団体は毎回の報告会で高クオリティなレポートを発表しています。

 

上記の方法には共通点があります。

それは学校を送ったり衛生教育をしたりするような「直接支援」を一切していない点。

 

僕は「原則として」学生団体が直接支援を行うことは反対なんです。

理由は上述したような「活動の制限」が数多くあるから。

半年に一回しか渡航できないのに、効果的な衛生教育をやるっていうのは無理があるんです。

刻一刻と変わる現地の状況に対応できないのです。

 

その3:「学生だからできること」を見出し直接支援を行う。

さっき、「学生団体が直接支援を行うことに反対」と書きましたが例外があります。

とても難しいですが、学生だから、ユース世代だからこそできることを見出し直接支援をする方法です。

 

一例として、NPO法人アクセプト・インターナショナルがあります。

今は法人化して色んな地域で活動をしているのですが、元々は「日本ソマリア青年機構」というソマリアギャング問題に特化した団体でした。

ギャングは自分たちと年齢が近いから、大人よりも自分たちの声の方が届く。

その「強み」を生かして活動しています。

 

一番数が多いと思われるカンボジア支援の学生団体だったらCBBがいい団体だなと思います。

ここは現地メンバーもいて、現地で学校を「運営」しています。あと退学防止に自転車を支援していたりします。

 

あとは、まだ始まって間もない新しい団体ですが、コンフロントワールドもおすすめです。ここは南スーダンの難民支援を行っています。

 

最後に

学生団体も含めたすべてのフィールドワーカーに伝えたい言葉でもって結びとします。

 

『途上国の人たちは天使でもなければ悪魔でもない、普通の人たちである。好ましい面も、好ましくない面も、外部者である開発ワーカーの視点、そして主観以上のものにはなりえない。 自分の希望を途上国の人たちに投影するのを止めよう。』

野田直人『開発フィールドワーカー』

 

 

【カンボジア】賃金と生活事情~カンボジア人が「健康で文化的な生活」を送れる給料を考えてみた~

近年、経済成長著しいカンボジア

それにつれて、賃金もガンガン上がってきてます!

 

僕がはじめてカンボジア 行った2013年の最低賃金は80米ドルでした。

 

それから5年後の今年は180米ドル。

素晴らしいね!

 

また、カンボジア人の現在の平均月給は250ドルくらい。

 それだったら、プノンペンでもなんとか暮らしていけるのだろうか…?

今回は、カンボジア人の懐事情について考えていきます。

 

カンボジア人が「健康で文化的な生活」を送れる給料を考える。

 ここでいう「健康で文化的な生活」というのは、「安全で清潔な場所に住めて、自分や家族が栄養のとれた食事を取ることができ、病気になったら病院にも行け、子どもに必要な教育を与えることができる」状態として考えます。

 

では、僕が住んでいる場所がプノンペンなので、プノンペンを基準に考えてみましょう。

 

プノンペンのごく一般的なアパートの平均家賃は150ドル程度と言われています。

それにカンボジアの凄まじい電気代がのしかかってくる…。(カンボジアの電気のほとんどが諸外国からの輸入なので高額なんです。エアコンを使えば100ドル、使わなくても50ドルくらい)

 

電気代を節約したとして、一か月「住むだけ」で200ドルかかります。

この時点で180ドルでは足りません。

 

次に食費。

切り詰めて、一日5ドル。それを30日で150ドル。

 

家賃+電気代+食費で合計350ドル。

平均月収250ドルでも生活できない!なんてこった!

 

 

じゃあ、現地の人たちはどう暮らしてるのかっていうと、多くが他の家族と部屋をシェアしたりもっと安いところに住んでいます。

安いところだと3,40ドルくらいからあります。プノンペンでも。

ただ、そういったところは治安が悪かったり衛生状態が悪かったりするのです。

 

 

検証を続けます。

生活すると雑費もかさみます。

洗剤買ったり、ノート買ったり、日々何か買うものがあります。

 

雑費も一日5ドルだとすると、日々使うお金は一日10ドル。

30日で300ドル。

家賃と電気代合わせて、一か月500ドル。

 

これで十分でしょうか…?

まだですね。

 

「健康」の項目が残っています。

 

カンボジアの医療費ってとっても高いんです。

日本みたいな皆保険制度なんてないし。

十分な設備が整った病院に行くと、風邪ひいて薬もらうだけで150ドルくらいかかります。

 

だから、多くのカンボジア人は病院に行かず、町の薬局で安い薬を買ってそれで凌ぐわけです。

 

だけど、もし大きな病気にかかってしまったら…?

 

カンボジアで、土地なし農民になってしまう一番の原因は「医療費」です。

手術をするような大きな病気になってしまった場合、1000ドルくらいはかかります。

 

普通のカンボジア人にはとても払えません。

 

お医者さんは、お金払えなければ手術してくれません。

 

だから、本当に危機的な状況のときは、親戚中からお金を借りて、それでもなければあるものすべて売り渡して手術代を確保しているのです。

 

その結果、病気がよくなって退院しても、貧困状態から抜け出すことが難しい状況になってしまうのです。

 

それを避けるためには、キャッシュレスの保険に入るのが一番です。

保険は一か月に100ドル程度かかります。

 

結論

家賃(150$)+電気代(50$)+食費&雑費(300$)+保険代(100$)+交際費その他(50$)

合計=650$

 

 

※町に数多く存在する小売り店はほぼ自営業なので、最初に示した最低賃金は適応されません。そのため最低賃金以下で生活している人も存在します。

 

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【カンボジアの地方】モンドルキリ基本の「き」

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写真:モンドルキリ州の滝

 

クメール正月は、モンドルキリ州に旅してきました。

 

 

 

ところで、モンドルキリってどんなとこ?

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地図で見ると真東(ベトナムとの国境沿い)にモンドルキリがあるのがわかるかと思います。こことその北にあるラタナキリは山岳地帯になっています。

 

 

山岳地帯なので、「クメール人カンボジア人口の九割を占める民族)」が主産業とする水稲には不向きな場所です。

そのため、クメール人はあまり定住せず、代わりに焼畑農業を伝統的に行っていた少数民族がモンドルキリ(と隣のラタナキリ)には多くいます。

 

あ、ほんとに人はいないよ!

びっくりだよ!

 

 この写真は僕が泊まった宿なんですが、宿を出て、歩いても歩いても集落らしきものは見あたらなかった…。

 

モンドルキリの文化

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モンドルキリに住む人々の多くは 、少数民族の一つ、プノン族と呼ばれる人々です。

 

彼らはカンボジア人が信仰している仏教ではなく、身の回りの自然に神は宿ると考える「アニミズム」を信仰しています。

 

また、住んでいるところにも違いがあります。

山岳地帯に住む少数民族の人々は、伝統的に建材は「竹」を使うことが多いそうです。

 

産業は伝統的な「焼き畑農業」が中心。

土地を焼いて開墾→作物を育てる→収穫後、土壌を休ませるというサイクルを繰り返します。

一番はじめに土地を焼いて灰にすることで、灰が土壌の肥料になるのです。また火入れには、病原体や害虫を駆除しておくというねらいもあります。 

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写真:火入れした結果、土壌が炭で黒くなっている。

 

モンドルキリの見どころ

 

モンドルキリが総力を挙げて推しているのが滝。

何にもない山道を一時間ほどトゥクトゥクで走り、そろそろ山道に捨てられるんじゃないかと心配になったところで到着。

 

記事の冒頭に載せたような滝が姿をあらわします。

ちたみに滝には何にも防護柵が張られていないので間近で見ることができます。

https://www.instagram.com/p/BhggLlBnof8/

【カンボジア的なインスタ映えを目指す】一寸先は滝。#カンボジア #モンドルキリ

 

きれいだけど、もっと近くまで見ようとして石につまずいたら一瞬で奈落だよ!

 

フォーレストビュー

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ずっと眺めてると、ほんとに神が舞い降りてきそうな気配すら漂う…。

曇りでもこの眺め!

 

普段プノンペンにいるので、空気すら麗しい…。

 

まとめ

・自然がいっぱい

・伝統文化がいっぱい

・きれいな空気いっぱい

 

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支援活動をしてお金を得ると非難される。

 

国際協力=ボランティア?

Tedスピーチの中で、こんなことを言っている人がいました。

営利セクターだと賃金が上がりますが、非営利団体がお金でスタッフのやる気を起こさせ、福祉サービスを向上させるのは好まれません。私たちは 人助けをすることでお金を稼ぐという考えに不快感を持っています。人助けをせず大金を稼ぐという考えには不快感を持たない、というのは面白いですよね。例えば 暴力的なゲームを子供に売って50億円儲けたいなら、頑張れと応援してwired誌の表紙に載せるんです。しかし、マラリアの子供のために5千万円を集めようとすると、寄生虫のように扱われてしまう。

ダン・パロッタ『チャリティーに関する考え方は完全に間違っている。』

 

そうなんです。

「非営利」っていう言葉を勘違いされている方が多くて、「非営利」を「お金儲けをしない」という意味で捉えてしまっている方々がよく見受けられます。

 

非営利の意味なんかはこの記事で詳しく書いていますのでまだの方はぜひ。 

tatsuyatanaka.hatenablog.com

 

「非営利」組織であっても、組織である以上運営していくのにはお金が絶対に必要なのです。

 

寄付されたお金を支援費のみに回してしまったら、事業自体が成り立たない。

寄付されたお金はできる限り「支援費」に回したい。

けれど、組織を運営するためには支援費以外のお金も必要になってきます。

 

例えば「広告費」。

非営利セクターの活動が円滑に進むためには寄付金が必要です。

その寄付金を集めるためには、色んな人に自分たちの活動を知ってもらう必要があります。

それもできる限り多くの人に。

 

また、組織の内部にいる人間も「生活」しているわけで、彼らに対しても相応のお金を払わなければなりません。

そこで「人件費」が発生します。

 

しかし、 余裕がない組織がほとんどです。

だからブラック企業も真っ青な待遇で働いている方々も少なくありません。

 

「非営利」団体であっても、清貧である必要はない。

「清貧」っていう言葉、好きな人多いですよね。

 

お金がないにも関わらず、利他精神をもって誰かを助ける。

なんて美しいんだって。

その清貧さを、非営利セクターに求めてしまっているのではないでしょうか。

 

しかし、実際には営利団体と同じかそれ以上に貪欲にお金を集めていかないと事業

を持続させることができません。

 

事業が持続しなくても、先進国にいる人たちはなんも影響がありません。

結局割を食うのは現地の人々なのです。

 

倫理的であることと、倹約することを混同するとこうなります。私たちは運営費5%の手作り品のバザーの方が、プロを使って運営費40%になる資金集めより倫理的に良いと教わってきましたが、最も大切な情報が欠けています。実際の収益総額はどのくらいなのかという点です。バザーなら運営費がたったの5%でも収益金もちっぽけなら、何の意味もありません。バザーは 規模拡大の投資がないから7,100円の収益金しかなく、プロが規模拡大投資をすると71億円の収益金が出るとしたらどうでしょうか?さて どちらの総額が良いですか?飢えている人だったらどちらの総額の方がいいでしょうか?

ダン・パロッタ『チャリティーに関する考え方は完全に間違っている。』

 

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