カンボジア・タイムズ

カンボジア×哲学

『それはカンボジア社会の病気なんです』―カンボジアの政治事情

 『それは、カンボジア社会の病気なんです。』

ある日、いつもお世話になっている通訳さんがこんなことを言いました。

 

カンボジアは長い間、ずーっとある病気にかかっています。カンボジア人は長きにわたって二つに分断されています。昔はポルポト派と反ポルポト派に。そして最近では、人民党(与党)支持と旧国党(野党)支持に国民が分かれています。人民党を支持したくない人はたくさんいます。けれど、人民党に逆らうことは決してできない。同じ同胞が分断され続けていること、与党が怖くて意見を言えないこと、これがカンボジア社会の病気なんです。

 

独裁国家の綻び

カンボジアでは、内戦が終結してからずっと「人民党」が政権を担ってきました。

人民党に反対する勢力は逮捕されたりもしていて、みんなうかつに政権批判なんてできません。

 

カンボジアは、いわゆる「独裁国家」なのです。

 

しかし、近年はその独裁体制に綻びが出ています。

特に去年の地方選挙では、最大野党の「救国党」が躍進し、あと一歩で人民党に選挙で勝つというところまできたのです。

 

来年はいよいよ国政選挙。

もしかしたら「人民党」の終焉の日が来る…。

その気配すらただよっています。

 

もちろん、その気配は人民党も痛いほど感じ取っています。

その焦りからか、日に日に言論の弾圧が強化されています。

 

政府による弾圧強化

 

さらに、人民党は救国党の解党を求めて裁判所に提訴する模様…。

 

どうか、平和なカンボジアでいてくれよ。 

(11月18日追記:最高裁が救国党の解党を決定…。)

 

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