カンボジア・タイムズ

カンボジア×哲学

【カンボジアと障害者】彼は言った。この世で一番不幸な人間は耳が聞こえない人だと。

あちらもこちらもバリアだらけ!

カンボジアでは、日本とは比較にならないくらいバリアが多くあります。

僕が住んでいる首都プノンペンでさえそうなのです。

 

・まず信号がないエリアばっかり。あってもバイクが飛び出してくる。

・歩道は段差があって車イスでは登れない。奇跡的に登れても車がある。(カンボジアは駐車場がほとんどないため)

・仕方なく車道の端っこを走っても、そこはバイクが逆走してくるところ。

・エレベーターがある建物はごく一部のホテルか大型スーパーに限られる。

・もちろんスロープなんてものもありません。(恥ずかしながら、僕の職場も階段を上がって行かないと中に入れない設計になっています。)

 

このように挙げていたらきりがないくらい、たくさんのバリアが存在しているのです。

 

 

仏教と障害者への眼差し

それでも、カンボジアにだって障害を持っている方々が住んでいます。

現況は、かなり厳しい。

 

それに追い打ちをかけるのが、彼らに容赦なく降り注ぐ「眼差し」。

 

カンボジアに住んでいる人々のほとんどは仏教(小乗仏教)を信仰しています。

しかし、その仏教こそがカンボジアにいる障害者を追い詰めている一因になってしまっているのです。

 

仏教において、障害は前世の業があるから生まれてしまったのだとみなされています。

だから、親戚の中で障害児が生まれてしまったら必死に隠そうとする人が多いです。

 

 

友人の一人は、とても熱心な仏教徒です。

彼はある日言いました。

「この世で一番不幸な人間は、耳が聞こえない人だ。仏様の教えを聞くことができないから。彼らを救うすべは無きに等しい。」と。

 

それでも、希望はある。

今までなかったクメール語の手話が、最近確立した。

その手話を使って、彼らとコミュニケーションを取っている人々を僕はホテルの中で見かけたのです。

 

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