カンボジア・タイムズ

カンボジア×哲学

【おすすめ学生団体紹介あり】学生団体ができる最高の国際協力を考えてみた。

 

批判が殺到する「学生による国際協力」

 

「学生の国際協力」に対する批判って山のようにあるんです。

僕も過去に記事を書いていたりもしました。

 

tatsuyatanaka.hatenablog.com

 

tatsuyatanaka.hatenablog.com

 

 

一般的な学生団体は

・駐在ができない

・普段の活動時間も多くて週二日

・前提となる知識がない

・ノウハウも資金も人脈もない

 

などなど、非常に限られた条件下で活動しているので、どうしても活動に制約が出てきてしまう。

 

その中でできる「最高の国際協力」を僕なりに考えてみます。

 

その1:資金援助に注力

自分たちは現地では何もしない。

現状を見るために渡航はするけど、直接支援はプロに委ねる。

自分たちは、お金集めをするための仕組みを考え、それで生まれた資金を信頼する援助機関に送る。

 

これでうまくいっているのがSTUDY FOR TWOです。

 

大学生からいらなくなった教科書を回収し、それが必要な学生に安く再販売し、その利益を援助機関に寄付しています。

この団体は全国の大学に支部があって、2017年9月の段階で全国で48もの支部があります。 

 

その2:リサーチに特化する

これは啓発活動をメインにしていきます。

自分たちもまだ何もしらない。だから、まずは自分たちで徹底的に調査する。

現地でも調査する。その結果を報告会で伝える。

この手法を取っているのがアジア開発学生会議(ADYF)です。

 

この団体は毎回の報告会で高クオリティなレポートを発表しています。

 

上記の方法には共通点があります。

それは学校を送ったり衛生教育をしたりするような「直接支援」を一切していない点。

 

僕は「原則として」学生団体が直接支援を行うことは反対なんです。

理由は上述したような「活動の制限」が数多くあるから。

半年に一回しか渡航できないのに、効果的な衛生教育をやるっていうのは無理があるんです。

刻一刻と変わる現地の状況に対応できないのです。

 

その3:「学生だからできること」を見出し直接支援を行う。

さっき、「学生団体が直接支援を行うことに反対」と書きましたが例外があります。

とても難しいですが、学生だから、ユース世代だからこそできることを見出し直接支援をする方法です。

 

一例として、NPO法人アクセプト・インターナショナルがあります。

今は法人化して色んな地域で活動をしているのですが、元々は「日本ソマリア青年機構」というソマリアギャング問題に特化した団体でした。

ギャングは自分たちと年齢が近いから、大人よりも自分たちの声の方が届く。

その「強み」を生かして活動しています。

 

一番数が多いと思われるカンボジア支援の学生団体だったらCBBがいい団体だなと思います。

ここは現地メンバーもいて、現地で学校を「運営」しています。あと退学防止に自転車を支援していたりします。

 

あとは、まだ始まって間もない新しい団体ですが、コンフロントワールドもおすすめです。ここは南スーダンの難民支援を行っています。

 

最後に

学生団体も含めたすべてのフィールドワーカーに伝えたい言葉でもって結びとします。

 

『途上国の人たちは天使でもなければ悪魔でもない、普通の人たちである。好ましい面も、好ましくない面も、外部者である開発ワーカーの視点、そして主観以上のものにはなりえない。 自分の希望を途上国の人たちに投影するのを止めよう。』

野田直人『開発フィールドワーカー』